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CLASSY.(クラッシー)名古屋 新栄店 東海唯一の高級ホテルヘルス

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2018年01月 | ARCHIVE-SELECT | 2018年03月

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■第17話 こんな本があったら絶対読んでしまいます!■

「風俗店員とうさぎ」作者・出版社不明




第17話 ~レベルアップ~





今日は休み。



わたしはシャワーを浴びながら

今日の予定を頭の中で考えていた。





数分後





シャワーを浴び終わった

わたしはタオルを腰に巻いて

リビングに向かった。



かをるはソファーに向かって

一生懸命穴を掘っているようだ。





ガサガサガサガサ





前足でソファーにアタックしている。

遠目から見てたわたしは





「可愛いやつだな」





ボソっと漏れる。



リビングに入り

わたしはかをるに向かって

歩いていく。



すぐに

足の裏に少し硬くて柔らかい

変な感触を感じた。





「うわっ、何か踏んだ」



「何だ?!」





わたしは立ったまんま

足を持ち上げ裏側を見た。



黒緑色の1cmも満たない

何かを踏んで潰している。



わたしはすぐかをるを見た。





「フンじゃん」





「かをるー」





かをるは穴を掘るの止め

静止する。



辺りを見渡したら

カーペットの上に点々と

かをるのフンが転がっている。



後で調べたら

うさぎはトイレでももちろんフンをするが

無意識でも出てしまう

言わば生理現象なのだ。

仕方のないことだ。



とは言え、わたしは踏んだ。



うさぎのフンはほとんど臭くない。

ほどよい硬さ、指でつかめる。



多少ためらいもあったが

わたしは点々とするかをるのフンを

ひとつずつつまみ

ゴミ箱へ捨てていく。





「かをる、コロコロし過ぎじゃん」





静止してるかをるを

ゲージの中に戻し



わたしは足を洗う為

再びシャワーを浴びた。





「うさぎってコロコロとフンしちゃうんだな

ゲージから出す時は気を付けよ」





わたしは

ドラクエのレベルアップ音が聞こえた。

うさぎの生態を少し覚えた。





わたしは着替えを済ませ

出掛ける準備を整える。





「雪も少しは溶けたかな」

「今日は何処へ行こうかな」



休みと言う実感が湧いてきて

ワクワクする気持ちが駆け巡った。





わたしは充電してあった

スマホを手に取り

どっか面白い所はないかと

画面をスクロールし始めた。



サイト内を行ったりきたり

しばらく画面とにらめっこをしていると

ふとわたしは気付く。



「あれ?充電されてない?」



「充電機ちゃんと刺したよな?」



わたしは独り言をつぶやきながら

スマホに刺さってる

充電器のコードを手で手繰り寄せた。





コンセントに刺さってる充電器本体は

ピクリとも動かないが

コードだけはするすると近づいてくる。



手繰り寄せたコードの先に

充電器は付いていない。



「え?」



「ん?どういうこと?」



コードの先をよく見てみると

切れている。



「あれ?切れてる?」



「切れてる?」



「切られてる?」



「噛み?切られてる?」





「・・・?!」





「かをるーーーー」





わたしは知らなかった。

うさぎは何でもかんでも噛んでしまう

生態があるのを・・・。



わたしは

ドラクエのレベルアップ音が聞こえた。

うさぎの生態を少し覚えた。





「あーぁ、充電器これしかないのに・・・」





「・・・」





「ホイミ!」



次回・・・「第18話」?!

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