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CLASSY.(クラッシー)名古屋 新栄店 東海唯一の高級ホテルヘルス

超個人的に感じたことを楽しく面白く時に切なく勝手に配信中でございます♪

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■第41話 こんな本があったら絶対読んでしまいます!■

「風俗店員とうさぎ」作者・出版社不明



第41話 ~なめるもの~



眠い目をこすりながら
わたしは起きた


「おはよう、かをる」

「今日も一日頑張りますか」


わたしは準備をすまし
お店へ向かった


今日も変わらぬ一日
坦々と業務をこなす


仕事の合間
店長とたわいもない話をしていた

そんな時
ふと店長は真剣な表情を見せた


「ん?あなた、なめてますよね?」


「えっ?なにがですか?」


「なめてないですよ」


なんのことかよく分からなかったが
わたしは否定した

最近は
店長が真面目に言ってるのか
冗談で言ってるのか
見分けれるようになってきた


これはマジな時だ


「なめてるってどういうことですか?」


「うぅぅ、あなたそれはダメですよ!」


「・・・?」


「ん?どれですか?」


「それです」


店長はわたしに向かって指差す


「ん?」


「どれです?」


「それです!」


「ん?」


わたしに向かって
ずっと指を差している

これは冗談なのかと思うほど
なんのことか分からないわたし


店長は押し出すようにして
わたしに向かって指を差した


「その肘!」


「肘?」


わたしはカウンターに
もたれるように肘をついていた


目上の人に対して
上司に対して
肘をついたまま
話をする、聞く


「うん、これはなめてます店長」


店長はキッと
わたしを睨んだ


強面が強面へ


わたしは
もたれかかった体を起こし
直立した


わたしは知らなかった
自分自身のことを


地震雷火事親父の様な
恐さや嵐に出会わない人生
平々凡々とした温室育ち


なめてないと言いつつ
内心は自信過剰で
周りをなめているかのように
体がそれを現す


それを見事に
店長は指摘してきた

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