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CLASSY.(クラッシー)名古屋 新栄店 東海唯一の高級ホテルヘルス

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■第40話 こんな本があったら絶対読んでしまいます!■

「風俗店員とうさぎ」作者・出版社不明


第40話 ~ご機嫌をとるもの~


今日も無事
家に帰ってこれた


「ただいま、かをるー」


わたしはいつものように
新しいチモシーとペレットに
交換した


かをるは美味しそうに
食べ始める


「かをる、みんな頑張ってるよ」


食べてるかをるの頭を撫でながら
わたしは話かける


かをるは耳をピクっとさせながら
わたしの話に耳を傾けようとしてくれてるのか
むしゃむしゃとチモシーを頬張る


わたしはおかまいなしに
続けた


「何かに向かって頑張るって、すごいな」

「ねぇ、かをる」

「・・・」


「そういえば自分の目標ってなんだろう」

「ねぇ、かをる」

「・・・」


「女の子だけど、頑張ってる子ってカッコいいなって思ったんだよ」

「ねぇ、かをる」

「・・・」


「自分も何かちゃんと目標を持った方がいいよね」

「ねぇ、かをる」

「・・・」


「カッコつけたい訳じゃないけど、何かに頑張りたいって思ったよ」

「ねぇ、かをる」

「・・・」


「ねぇ、ねぇ、かをる」

「かをるー」

「・・・」



「ダン!ダンダン!」



「うわっ」

「足ダンした?」

「えっ?怒ったの?」


うさぎは怒ると
後ろ足で大きな音を立てて
足踏みをする


「ごめん、ごめん」

「かをるも今はご飯食べるのに真剣だもんな」

「真剣に頑張ってるものにちょっかい出されたら、そりゃ怒るよね」


「・・・ん?」


「そういうことか?ん?どういうことだ?」


わたしは何かが
分かりかけたような気がしたが
頭がこんがらがったのか
よく分からなくなった


「何か今、答えみたいのが出そうだった」

「なんだ喉まで出かかったのに・・・」

「あぁ、何か気持ち悪い感じだ」


ふとかをるを見ると
相変わらず無敵な可愛さで
チモシーを頬張っている


「まぁ、いっか」


わたしはかをるのご機嫌取りに
大好きなゼリーをあげた


次回・・・「第41話」?!

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