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CLASSY.(クラッシー)名古屋 新栄店 東海唯一の高級ホテルヘルス

超個人的に感じたことを楽しく面白く時に切なく勝手に配信中でございます♪

2018年01月 | ARCHIVE-SELECT | 2018年03月

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■第26話 こんな本があったら絶対読んでしまいます!■

「風俗店員とうさぎ」作者・出版社不明



第26話 ~願い事~



勝手にシシ神様と決めつけ
興奮冷めやらぬまま

わたしは頂上をめざした


数分後


ちょっと開けた
砂利の広場へ出た

辺りは暗くて見えないが
どうやら駐車場みたいだ

わたしは車を停め
外に出た


左手に小さな小屋
右手が丘になっている


丘へ登る入口に
「展望台」と立て看板がある


わたしはスマホの明かりを頼りに
シーンとした暗闇の丘を
一歩ずつ登り始めた


「暗?外灯一つくらいあっても・・・」


「ここでシシ神様来たらマジどうしよう」


「車の中だったから興奮して終わったけど」


「ここで来たら”マジっすか?”100回くらい言いそう」


わたしは暗闇の怖さを掻き消すように
ぶつぶつ言いながら丘を登った


3分ほど登ったところ
どうやら展望台へ到着した


眼下に広がる
街の明かり、高速道路の並ぶ外灯の列
散りばめられた光のアクセントは
まさに求めて来た夜景そのものだった


「すげーすげー、マジ綺麗じゃん」


「え、すげー感動なんですけど」


冬の山、夜、天候は快晴
わたしは空を見上げた


街では見たこともない
強い光を放つ星たちに
わたしは更に感動を覚えた


「えー何これ?」


「すげー光ってる」


「星ってこんな明るかったっけ?」


「すげー、マジすげー」


「すげー・・・」


「・・・」


「・・・」


わたしは黙って
夜景と星空を堪能した



「おっ!流れ星」



わたしはすぐに願い事をかける



「これからも仕事がうまくいきますように」



意外と迷信好きだ


しかし、この願い事とは
真逆のことが起こっていくとは
この時はまだ知らなかった



どれくらい夜景を
楽しんだろうか


「よし、そろそろ帰るか」

「かをるも家で待ってることだし」


わたしは車へと戻った


次回・・・「第27話」?!

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