■第5話 こんな本があったら絶対読んでしまいます!■
「店長そろそろ帰りますね」
「うさぎ連れていきますからね」
「おう」
店長は名残惜しそうにうさぎを見納めた。
わたしはゲージを車に詰め込み
家路へと急いだ。
歓楽街を抜け15分ほど走ると
田んぼ一面の風景へと変わる。
田んぼ一面の風景へと変わる。
そんな中に鉄筋コンクリートの
5階建てマンションがある。
5階建てマンションがある。
そこがわたしの住まいだ。
車を駐車場に止めた。
車を駐車場に止めた。
田舎街だけあって
都会では考えられないほど
格安物件だ。
都会では考えられないほど
格安物件だ。
2LDK駐車場付き4万5千円だ。
築は古いのでエレベーター無しで
わたしは3階に住んでいた。
築は古いのでエレベーター無しで
わたしは3階に住んでいた。
ゲージを担いで
3階まで登る。
3階まで登る。
とうとううさぎがわが家へ到着。
リビングにゲージを置き
まじまじとうさぎを見直した。
まじまじとうさぎを見直した。
「今日からここがわが家だぞ」
「えーと・・・かをる」
「かをるくん」
そう言いながらわたしはかをるの頭を撫でた。
かをるをくれた女の子の情報によると
ミニウサギのオスで生後半年ほどだそうだ。
性格は温厚らしい。
名前はエヴァンゲリオンのカヲルが好きすぎて
オスだったので「かをる」と名付けたそうだ。
この時はまだエヴァンゲリオンを見たことすらなく
カヲルって誰?と、思っていた。
うさぎのかをるに愛着が沸きエヴァのカヲルを
探すように観だすのはまだ先の話である。
カヲルって誰?と、思っていた。
うさぎのかをるに愛着が沸きエヴァのカヲルを
探すように観だすのはまだ先の話である。
わたしは寝る準備を整えた。
まだ出会って一日目。
正直、愛情や愛着なんてまだ無いに等しい。
今は可愛いうさぎがいるくらいにしか思っていない。
ただ、かをるの瞳はいつ見ても
漆黒の中に輝きが灯っていた。
余計な欲がなく無垢だ。
生そのものだと感じる。
漆黒の中に輝きが灯っていた。
余計な欲がなく無垢だ。
生そのものだと感じる。
言葉ではいい表せない
人間でも動物としての本能というか
そう言ったものに何か訴えかけられてるようだ。
人間でも動物としての本能というか
そう言ったものに何か訴えかけられてるようだ。
たしかに不思議なものを
わたしは感じていた。
わたしは感じていた。
「そろそろ寝ようか、かをる」
そう言ってわたしは部屋の明かりを消した。
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