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CLASSY.(クラッシー)名古屋 新栄店 東海唯一の高級ホテルヘルス

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■うさんぽリードなければただの部活動と知る■

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→「うさんぽ後編」を見る←



「うさんぽ完結編」



うさぎが突如駆け出した。

わたしはあっけに取られる。



丸まってじっとしていた為

まだリード付けていなかった。



ここは安全と悟ったのか

野生が目覚めたのか

爆発したかのように駆け出して行った。



広い公園とは言え

外に出てしまったら危険だ。

小さい子供も遊んでいる。

間違って踏まれたら大変だ。





わたしも駆け出した。





すぐに追いついた。

うさぎはすかさず右へ直角に曲がる

わたしも後を追う。



わたしはまだ知らなかった。

うさぎの本気の走りを

目にも止まらぬハイスピード



追いついては

右へ左へ急加速。



追いついては

左へ右へ急加速。



右に行こうとして

左へ急加速。

たまにフェイントを入れてくる。



「ハァハァハァ…」



突然ダッシュさせられた人間は



「ハァハァハァ…」



こうなる。



息を切らし

そうか、これがうさんぽなのか…



いや、違うだろ?(゚Д゚)ノ





わたしは追いかける

追いつくのを待ってるかのように

わたしが近づくと



急加速ハンパないΣ(゚Д゚)



もしかして・・・

わたし遊ばれてる?



お茶買ってこいって、

言ったの根に持ってる?



わたしは追うのをやめた。

うさぎの名前を呼んでみる。



「おーい、こっちだよ」



「・・・」



無視。



うさぎの好きなおやつを取り出し

呼んでみる。



「おーい、大好きなおやつだよ」



「・・・」



無視。



「・・・」





わたしは呼吸を整え始めた。



うさぎに向かって再び駆け出す(゚Д゚)



待ってたかのように



うさぎも再び駆け出す。



もうわたしも本気だ。



待ったなしだ。





どれくらい格闘したのだろうか。



気づけば数人の子供のギャラリー



いい大人がうさぎに翻弄されている。



滑稽だ。



子供たちと目が合い

急に恥ずかしくなったわたし

参ったと言わんばかりに

わたしはその場に座り込んだ。



チラっとうさぎを見ると

前足を浮かせ、両足だけで立ち

背伸びをするかのように

辺りをキョロキョロ見渡した。



わたしが座り込んでるの見て

勝ったと思ったのか

追いかけっこに飽きたのか

自分が入ってきた籠の横に

うさぎも座り込んだ。



「もう、帰ろう」



わたしにはそう聞こえた。



わたしが腰を上げ

恐る恐るうさぎに近づく

まったく逃げない。



やっぱり帰りたいみたいだ。

籠に入れ、レジャーシートをたたみ

車に乗り、公園を後にした。





まるで部活動のしごきのような

疲労感。





途中でコンビニに立ち寄った

本気で走り回ったうさんぽだったな。

思い出してひとりでニヤニヤした。



エンジンを切り

うさぎに向かって言った。





「お茶、買ってくるよ」





次回・・・「病院編」



見たよ






↓前回のブログを見る↓

■うさぎとわたしと一方通行の会話からはじまるそれは突然に■

 


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