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CLASSY.(クラッシー)名古屋 新栄店 東海唯一の高級ホテルヘルス

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2017年12月 | ARCHIVE-SELECT | 2018年02月

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■第8話 こんな本があったら絶対読んでしまいます!■

うさぎ
「風俗店員とうさぎ」作者・出版社不明





第8話 ~タイムスリップ~





「店長、1日って早いですね」





あっという間に過ぎ

時計の針は深夜に指しかかろうとしていた。





「振り向いたら1日過ぎてるからね」



店長がぼやく





「振り向いたら?って、どう言うことです?」



共感できないわたしが突っ込む。





店長がすかさず説明する。



「出勤するだろ、イスに座るだろ、振り向くだろ、1日終わってるだろ」



「・・・?」



「いやいや、早すぎでしょ?」



店長がさらに続ける。



「この前なんか、くしゃみしたら1年過ぎてたからね」



「えっ?」



「いやいや、絶対ない」



「1年ですよ」



「いや、本当だって、これマジやぞ」



「くしゃみしたら1年過ぎてるってタイムスリップでもしたんですか?」



「タイムスリップしたんだろうね」



「これマジやぞ」



店長が真面目に言ってくる。





「店長、真面目に言ってもダメっすよ」



「話、盛りすぎですから」



店長が真面目に繰り返す。



「いいか、聞けよ」



「出勤するだろ、イスに座るだろ、くしゃみするだろ、1年過ぎ・・・くっ、だろう」



「いやいや、途中で笑っちゃってるじゃないですか」



「これマジやぞ」



ドヤ顔を見せる。



「これマジやぞ!だけちゃんと言えたみたいな顔するのやめてもらっていいですか?」



「めちゃくちゃ面白いんですけど」



わたしは笑いが込み上げてくる。





店長は呼吸を整え再び繰り返す。



「先月なんか、出勤するだろ、イスに座るだろ、くしゃみするだろ、振り向くだろ、1年と1日過ぎてたからね」



「ぷぷっ、もうめちゃくちゃじゃないですか」



「これマジやぞ」



「くくくっ、そのどうだって顔やめてもらっていいです…くくくっ」



「はははははっ」





わたしは笑いをこらえながら

片付けの作業に入った。



「朝5時頃までかをるに起こされたからちょっと眠いなぁ、でももう今日は終わりかぁ」



「今日は朝からいろいろあったな」



そうぼやきながら

今日の朝から振り返っていた。





「あれ?」



「朝のとこまで振り向く」



「あれ?振り向く・・・1日終わってる・・・」



「・・・!」



「店長、出来ました」





次回・・・「第9話」?!



見たよ






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■こんな本があったら絶対読んでしまいます!第7話■



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