■第6話 こんな本があったら絶対読んでしまいます!■
深夜2時を過ぎた頃
わたしは部屋の電気を消し
布団へ入った。
目を閉じながら
今日はいろいろあったなと
一日を振り返りながら
わたしは深い眠りへとついた。
今日はいろいろあったなと
一日を振り返りながら
わたしは深い眠りへとついた。
どれくらい眠っていただろうか。
それは突然やってきた。
「ガタガタガタ、ガシャンガシャン」
聞きなれない金属音に
わたはハッと目を覚ました。
すぐに部屋の電気をつけ
辺りを見渡す。
辺りを見渡す。
何の音か分からない。
「かをるか・・・?」
聞いても答える訳もなく
見ると丸くなっておとなしくしている。
見ると丸くなっておとなしくしている。
外はまだ暗く
時計をみたら4時を回ったとこだ。
時計をみたら4時を回ったとこだ。
突然、得体の知れない音に
わたしは不安と恐怖に襲われる。
わたしは不安と恐怖に襲われる。
「え?なに?」
「もしかしてラップ音?」
心霊現象で得体の知れない音を
ラップ現象、ラップ音と
少し前にちょうどテレビで
覚えたばかりだった。
ラップ現象、ラップ音と
少し前にちょうどテレビで
覚えたばかりだった。
「もしかして・・・嘘でしょ?」
「しかも4時って・・・なんか怖えし」
10分ほど辺りをキョロキョロしなが
様子を見ていたが何も起こらない。
様子を見ていたが何も起こらない。
怖かったが再び電気を消し
布団をかぶったわたし。
布団をかぶったわたし。
こんな時は誰かがいてくれたら安心するのに
残念ながらそんな相手もいなく
すがる思いでわたしはかをるに目をやる。
残念ながらそんな相手もいなく
すがる思いでわたしはかをるに目をやる。
暗がりの中、うっすら見える
かをるをわたしは見つめた。
かをるをわたしは見つめた。
かをるももしかして何かを感じたのか
さきほどと同じで丸くなって固まっている。
さきほどと同じで丸くなって固まっている。
「お前も怖いのか?」
わたしは小声で話しかける。
何も答えないかをる。
何も答えないかをる。
そして再び静寂が訪れる。
音を殺すかのように息を潜め
辺りの音に耳を傾ける。
音を殺すかのように息を潜め
辺りの音に耳を傾ける。
暗くしてから5分ほど経っただろうか。
とても眠る雰囲気ではないほど
わたしは辺りに集中していた。
とても眠る雰囲気ではないほど
わたしは辺りに集中していた。
暗がりでうっすら見えるかをる。
かをるが腰を上げたように見える。
動いてるようだ。
かをるが腰を上げたように見える。
動いてるようだ。
わたしの方へ近づくように
ゲージの淵からわたしを見てるようだ。
ゲージの淵からわたしを見てるようだ。
「ガタガタガタ、ガシャンガシャン」
そしてあの音が静寂に響く
「ガシャンガシャン、ガタガタガタ」
わたしは息を潜めながら
暗がりの中、かをるを見つめる。
暗がりの中、かをるを見つめる。
よく見ると
かをるがゲージを噛んで
ゆすっている。
かをるがゲージを噛んで
ゆすっている。
「お前かーーー」
わたしは布団をかき上げ
かをるに駆け寄った。
かをるに駆け寄った。
「なにしてるの?」
「ガシャンガシャン4時ですけど」
わたしはかをるを責める。
ダメなのといわばかりの
無垢な表情をわたしに向ける。
無垢な表情をわたしに向ける。
「いやいや、そんな顔見せられたもう何も言えね」
「ごめんね」
と、言ってわたしはかをるの頭を撫でた。
音の正体は分かった。
恐怖はなくなり電気を消し
これで安心して寝れる。
わたしは再び眠りにつく。
「・・・」
「ガシャンガシャンガシャン」
「かをるー、しっ」
「・・・」
「・・・」
「ガタガタガタガタ、ガタガタ」
「かをるー」
「・・・」
「・・・」
「ガシャンガシャン、ガタガタ」
「静かに、かをるー」
「・・・」
「・・・」
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