■うさぎとわたしと一方通行の会話からはじまるそれは突然に■
→「うさんぽ前編」を見る←
「うさんぽ後編」
レジャーシートにたこ焼き
広い芝生がある公園
うさんぽの準備は万全。
しかしイメージとは違い
臆病に丸く固まったうさぎ
そんなうさぎをかたわらに
わたしは熱々のたこ焼きを食べていた。
「ほくっほくっ」
「あつッ」
「うまい♪」
「うまいよこれ♪」
「・・・。」
「どう?」
「食べる?」
「食べないかぁ?」
うさぎに話かけるわたし。
わたしに見向きもしないうさぎ。
クンクンと
周りのにおいを嗅いで
安全を確かめる。
クンクンと
周りのにおいを嗅いで
安全を確かめる。
それの繰り返しで
逆に忙しそうに見える。
たこ焼きも
食べ終わろうとしていた。
そしてわたしは気づく
飲み物を買っていないことに。
「しまったぁお茶買い忘れた」
ひとり言をつぶやく。
「お茶買ってきてよ」
うさぎに尋ねる。
「・・・。」
無視。
「だよね。」
もう一度尋ねる。
「いっしょに買いにいく?」
「・・・。」
そしてそれは突然に…
究極のうさんぽが始まる。
つづく。
次回・・・「うさんぽ完結編」
↓前回のブログを見る↓
■じっと動かないうさぎとわたしと熱々のたこ焼き■
| 未分類 | 23:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑